ツール選定でよくある失敗パターン3つ
「このツールを入れれば解決する」と思って導入したのに、3ヶ月後には誰も使っていない。こういう話は珍しくありません。ツール選定の失敗には、いくつか共通したパターンがあります。選ぶ前に知っておくと、同じ失敗を避けやすくなります。
パターン1:機能の多さで選ぶ
「あれもできる、これもできる」というツールは魅力的に見えます。ただ、機能が多いほど設定が複雑になり、使いこなすまでの時間がかかります。10名の組織が50名向けのツールを使おうとすると、設定の段階で力尽きることがあります。
選ぶときの基準は「今困っていることを解決できるか」だけで十分です。将来使うかもしれない機能のために、今の使いやすさを犠牲にする必要はありません。
パターン2:現場担当者を選定に入れない
管理部門や経営者だけでツールを選ぶと、実際に使う現場の担当者から「自分たちには関係ない」と思われやすい。特に、日常的にパソコンを使わない業種(建設、製造、介護など)では、現場の担当者がスマートフォンで使えるかどうかが定着の鍵になることがあります。
選定の段階で現場担当者に「これ使えそうですか」と聞くだけで、導入後の反発が減ります。全員の合意は必要ありませんが、実際に使う人の意見を一度も聞かないのは避けたほうがいい。
パターン3:既存の業務フローを変えずに追加する
新しいツールを入れても、古いExcelやメールでの連絡が並行して続くことがあります。「念のため両方やっておこう」という判断は理解できますが、どちらが正しい情報か分からなくなり、結果的に両方の手間が増えます。
ツールを入れるときは、「このツールに移行したら、古い方法はやめる」という決断がセットで必要です。この決断を先送りにすると、新しいツールは永遠に「補助的なもの」として扱われます。移行のタイミングと方法を事前に決めておくことが、定着の条件の一つです。
ツール選定に迷っている場合、スポット相談(60分、15,000円)で現状の整理と候補の絞り込みができます。「まだ選定段階」という段階でも対応しています。